ミネラルファンデーションだから肌にいいのではない
肌にいいファンデーションであるかどうかの判断は、配合している成分が少なければ少ないほど良いと言われています。
日本に参入時のキャッチコピーが衝撃的だった
当初、日本にミネラルファンデーションが入って来た時に、『ファンデ つけたまま寝れる』というキャッチフレーズが衝撃的であったために、『ミネラルファンデーション=肌にいいとか、肌に優しい』というイメージが定着しました。
言うまでもなく、ミネラルとは、天然鉱物のことです。
食べて栄養になるカルシウムやカリウムといった鉱物もありますが、ヒ素や水銀といった毒となる鉱物もあります。
天然鉱物だから良いと言うのではなく、ミネラルファンデーションで使われている天然鉱物は、肌に優しいものをあえて選んでいるって考えた方が良さそうです。
粉だから安全という理屈の真相は
また、ミネラルファンデは水分や油分を含まずサラサラした粉上です。
水分や油分の中に、様々な成分が同時に配合されて溶けあうためには、水分と油分が分離しないようにする必要があります。
分離しないようにノリのような働きをしているのが、界面活性剤です。
リキッドやクリームファンデーションを肌の上にのせた時に、すっーと馴染んで伸びがよいのは、この界面活性剤のおかげです。さらに、界面活性剤により、化粧崩れを防いだり、シミやシワを隠すためのカバー力を上げて、多くの女性を喜ばせました。しかし、石油系などの粗悪な原材料を使用していることもあり、肌老化を引き起こすことが近年わかってきました。
そんなことから、『液体上のファンデ=肌に悪いファンデーション』というイメージが定着したのです。
界面活性剤のことを抜きにして考えても、肌への密着性が高いものより、粉上の物の方が、毛穴を塞ぐことがありませんので楽です。
ニキビができたら、パウダーファンデーションやミネラルファンデーションをすすめられるのは、このためです。
でも、液体のものでも、防腐剤を配合していないものや肌に優しい、良いものは、最近随分出てきていますし、それは、根拠のないものばかりでもなさそうですね。
ミネラルファンデーションの特徴は、石鹸で落とせること
ミネラルファンデ―ションは、油分を含んでいないために、オイルを使用したクレンジングが必要ありません。
皮脂と鉱物の粉さえ落とすことができれば、よいので、通常の洗顔石鹸で事足りると言われています。
パウダリ―ファンデにしてもリキッドファンデにしても、ファンデーションの中に含まれる油分や、密着度を上げるための配合されたシリコンや合成ポリマーが配合されています。
さらに、カバー力を上げるための合成色素なども入っています。
これらのものを落とすクレンジングは、それなりの高い洗浄力のあるものが必要となります。
高い洗浄力とは、健康な肌も少なからず剥がしてしまうと言うことです。
クレンジングの中には、肌に悪い石油系の合成界面活性剤が含まれていて、さらに肌ダメージを増すものがあります。
ミネラルファンデーション全般に言えることは、シリコン、合成ポリマー、合成色素が入っていないために、肌に負担をかけずに落とすことができるのです。
肌にいいファンデーションは、個別に配合成分をチェック
ダラダラと書いてきましたが、肌にいいファンデーションとは、ミネラルだからとかリキッドからだとかという前に、配合している成分によります。
どちらかと言えば、ミネラル方が皮膚呼吸を妨げることがありませんので、良さそうです。
レイチェルワインが特に肌にいいと考える訳は、配合している成分の種類の少なさです。
少ない種類で、カバー力、UV力、化粧持続性、保湿力を実現させていることが、大きな特徴です。
選ばれて配合されている成分はどれも、安全性の高いものばかりなのです。
レイチェルワインで使用されている7種類の成分は、以下のとおりです。
- マイカ
透明感、自然な光沢と滑らかさを出す - 酸化亜鉛
消炎作用。汗をかいたり水にぬれても化粧落ちしない。SPF効果あり。 - 酸化チタン
防水とSPF効果と、カバー力を役目を持つ。 - シリカ
滑らかさを出し、毛穴の凸凹を目立たなくする。 - 酸化鉄
色を演出 - ラウロイルリシン
乾燥した季節、乾いた外気から皮膚を守り乾燥感を防ぐ。化粧崩れも防ぐ。 - 水酸化AI
肌への滑らかさを出すためのコーティング剤を使用。